“空白” 井上雄彦

読書・その他

あらすじ

手放す、取り戻す__

手放す
「泥の中でもがいている」というような時期がたしかにあったんです。もしかしたら『バガボンド』の連載中はずっとそうだったのかもしれません。そんな時期が長くあって、今ちょっとそこから降りかけているというか、その状態を手放しつあるのかもしれません。

取り戻す
純粋に「モノを創る」ということ、マンガを描く無垢な楽しさを、僕はそろそろ思い出せそうな気がします。そういう無垢な、純粋な気持ちに従って作り上げていく作品の姿勢を、もう一度取り戻したい。

休載から再開に至る一年半、『バガボンド』はいかに描かれなかったか

井上雄彦の体調不良により休載が続いていた『バガボンド』が、2012年3月より「モーニング」誌上でついに連載を再開した。iPadアプリで描きツイッター上で公開する「smile」シリーズ、3.11東日本大震災発生、そして東本願寺の依頼で制作された屏風「親鸞」。世相が激変するなかで、しかし『バガボンド』は長い沈黙を保ち続けた__そのすべてのプロセスを、井上雄彦自身がはじめて語る。

感想

今「モモ」と「空白(井上雄彦)」を読んでいます😊✨「空白」の中で東本願寺の屏風に井上さんが描いた「親鸞」✨この親鸞は、僧でもなく俗でもなく、民衆の中にいた40代頃という✨理由は、遠い存在ではなく、手が伸ばしやすい年代だから✨

こんなに絵が上手なのに、神様を描くような画家ではなく、あくまで漫画家として、自分が触れることができるストーリーを絵に落とし込む✨格好つけないという井上さん✨井上さんが限界まで描いた絵はとても格好良いです😊✨ゆっくり休まれてください✨

(数日後。。。)
コメント長いです💦✨少し時間がかかりましたが「空白」を読み終えました😊✨ポイントは2つ✨

①初心を持ち続ける✨
井上雄彦さんと坂本龍一さんの対談で、坂本さんが尊敬する音楽家アントニオ・カルロス・ジョビンさんの家で、彼の曲を演奏した時、彼の長男が「父はどんな音楽も初めて弾くかのように弾いた」と呟いたそうです✨

超一流の音楽家がいつも初めての気持ちを持ち続け大事にしている✨初めては緊張感があるかもですが、子供のように瞬間瞬間を面白い、楽しい、すごいと常に感じられたら素敵ですね😊✨

②枯れるを受け入れる✨
特にスポーツ選手にとっての全盛期はとても若いです✨その後は年齢やケガや病気と共に、枯れる(言い換えると熟す)を受け入れなくてはいけません✨

我執の気持ちも大事ですが、動じず受け入れる、受け流す、それでも良いと思う気持ちもカッコ良いと思います✨人間として多くを知る事で、小さな事(枯れる)に執着しない余裕を持つことは大事だと思いました😊✨

井上さんは、バガボンドを休載している「空白」の間にも、大事なことを私たちに教えてくれました😊✨

コメント

タイトルとURLをコピーしました